ごみ拾い活動とゲーム機を用いた競技「eスポーツ」を組み合わせた「第2回MIRAI PROJECT ぷよゴミin印西」が5月25日、印西市原のBIGHOPガーデンモール印西・駅前ビレッジ棟中央広場で開かれ、計18チーム・54人が参加した。
参加者らは3人1組のチームを組み、BIGHOPガーデンモール印西周辺の約1㌔四方のエリア内で、約40分程ごみ拾いをした。
このうち、印西牧の原駅前周辺や近隣の商業施設周辺では、タバコの吸い殻が路上に捨てられていたほか、歩道の植え込みに隠す形でタバコの吸い殻や空き缶、ペットボトルなどが捨てられていた。
印西市では市内全域を対象にした「印西市歩行喫煙、ポイ捨て等防止条例」が施行されているが、ごみのポイ捨てが市内でまん延しているのが現状だ。
集められたごみは総計約9・5㌔で、燃えるごみ約2・6㌔、燃えないごみ約4・7㌔の他に、タバコの吸い殻だけで0・4㌔も回収されたという。
開会式後に開かれたゲーム大会では、コンピューターゲーム「ぷよぷよeスポーツ」を対戦形式で行った。ゲーム大会の会場内では、参加者たちが年齢に関係なくゲームに取り組み、高得点が出ると場内から歓声が上がっていた。
ゲーム大会で優勝した、大野竜也さん(29)は「率直に言ってうれしい。家族に優勝商品のお米を食べさせてあげたい」と語った。
ごみ拾いの得点とゲーム大会の得点を総合した結果、親・子・孫の三世代で参加した「チームキキ」が優勝した。
優勝チームメンバーの佐々木徹さん(64)は「孫がごみを見つけて、みんなで力を合わせてあっちこっち回ってごみを拾った。優勝するとは思っていなかったのでびっくりした」と、三世代の連携での優勝に笑顔を見せていた。
ごみ発見の一役を担った、孫の佐々木花桜ちゃん(3)は「楽しかった」と話した。花桜ちゃんの保護者の佐々木優さん(33)は「(花桜が)ごみを見つけると『ごみ、ごみ』と言って指をさしていた」と、活躍ぶりを語った。