印西市水道給水区域問題・次期クリーンセンター入札問題 もう板倉市政には任せられない!!

印西市水道給水区域問題・次期クリーンセンター入札問題 もう板倉市政には任せられない!!

 一向に進展が見えない印西市の水道給水区域問題に加え、印西市吉田地区に建設予定の次期クリーンセンター建設工事請負契約を、他の事業者よりも約28億円も高い価格の事業者に決めた件について、問題の当事者である板倉正直市長への説明責任を求める声が高まっている。これまで本紙に寄せられた読者からの投書の紹介を中心に、一連の問題を改めて考えたい。

水道給水区域問題について

 本紙が昨年から粘り強くキャンペーン報道を展開している「印西市の水道給水区域問題」について多くの読者からの反響を一部紹介する。
【読者の声】(要旨)
 千葉ニュータウン事業に協力した元地権者が、住宅地として開発されれば上下水道が整備されると考えて協力したが、その多くが物流センターの敷地となっている現状を見て後悔している、との内容に興味があります。
 (印西市・60代男性)
   ◆   ◆   
 自分が住んでいるところでこんな問題があったとは考えさせられますね。上下水道問題は分からなかった事だけど、生きる上で大切な水。良い解決方法は無いものか。
 (印西市・60代女性)
   ◆   ◆   
 「ニュータウン事業に協力したのに…」を見て、やりきれない住民の声を知りました。未だに上下水道になっていないとは。
 (白井市・70代女性)
   ◆   ◆   
 印西市政について、いつも突っ込んだ記事を読み、今の印西市の状況が良く分かりました。特に上水道の件では、市の対応は首をかしげます。今後、市民運動や署名活動などで市が上水道を整備する方向に向かうよう願っています。
 (白井市・60代女性)
 このように印西市の水道問題は市内外から「こんな問題があったとは」「ひどい話」との声が上がている。中にはこんな声も…。

 グーグルやアマゾンなど世界的な企業の心臓部であるデータセンターが進出され、板倉市長は「自分が誘致した」と浮かれているが、万が一、有事になった際には、真っ先にミサイルが飛んでくるのでは?と気が気ではない!市民はある程度覚悟しなければならず、平和ボケしていられない。
 (印西市・50代男性)

 かなり手厳しい意見ではあるが、それだけ板倉市長の3期12年が「失われた12年」と評される市政運営が招いた結果と言える。

次期クリーンセンター入札関連問題について

 板倉市長が「板倉市政の一丁目一番地」と評している、印西地区環境整備事業組合の次期クリーンセンター建設に関してだが、クリーンセンター入札問題については、本紙はじめ読売新聞や千葉日報など主要紙が大きく報じている。やはり「なぜ28億円も高い業者に工事を決めたのか?」という市民感情は無視できない。この件についても読者から意見をいただいている。
【読者の声】(要旨)
 クリーンセンターの件は、今後経緯が明らかになるのか気になりました。市民有志の方々の行動には頭が下がります。情報公開されることを願うばかりです。
  (栄町・30代女性)
   ◆   ◆   
 どうして国や県で採用している「除算方式」を使わなかったのでしょうか?理由を知りたい。
 (印西市・40代男性)
   ◆   ◆   
 28億円ものお金があれば、給食費の無償化なんてすぐできますし、もっと市民のために有効に使えるはずです。なんでわざわざ高い値段を出した業者に落札させたのでしょうか?納得できません!あと、印西市の組合議員が討論中にヤジを飛ばしたのを知り、白井市と栄町の皆さんにお詫びしたいくらい印西市民として恥ずかしいです。
 (印西市・30代女性)
   ◆   ◆   
 本来ならば臨時の記者会見を開いて、事業組合の管理者である板倉市長自らが説明責任を果たすべきだが、現時点では一向に説明がなされていない。いやしくも町議・市議10期、市長3期12年も務めた御年77歳の大ベテラン政治家ならば、「事務方が書いた言葉」ではなく、自身の言葉で一連の入札結果について語るべきだろう。
 板倉市長以外の候補者は、「給水問題」と「28億問題」に前向きなので、市民は自身や家族の未来を定める人材を見極めなければならない。

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