健康長寿に良い発酵食品の普及目指す
白井市のNPO法人「みどりと大地の会」では、同会創始者の佐伯イチ子理事長(85)の編み出した様々な発酵食品の製造技術や技能を伝え、普及させるために、クラウドファンディング「キャンプファイヤー」での募金を開始した。
佐伯理事長は、1939年(昭和14年)1月23日生まれ。99年に60歳で乳がんを発症し、療養先の静岡県で名古屋工業大学の故・大石勉氏と知り合い、バイオ・発酵に関心を持つ。
「発酵食品との出会いが自身の命を救ってくれた」と信じ、2001年に全国バイオ研究会の部会長を経て、05年に白井市に「みどりと大地の会」を設立。同市特産品の梨を原材料にした「梨味噌」をはじめ、様々な果物や野菜を材料にした「ねぶり味噌」を開発。味噌や漬物など発酵食品の開発と普及に尽力した。
直属の弟子が一時期は全国に50人程いたが、最後の直属の弟子2人が22年に相次いで死去。佐伯理事長の経験から生まれた知識や知恵、知見が途絶える危機となった。
佐伯理事長がこれまで産み出した様々な発酵食品を「一人でも多くの方に知ってもらおう、味わってもらおう、広めよう」との思いから、同会ではクラウドファンディングを実施。出資額に応じて手作りの味噌などが受け取れる。
詳しくはキャンプファイヤーの公式サイトから。
また、同会ではフリーマーケットアプリ「メルカリ」でも手作り味噌の通信販売を実施している。
◆クラウドファンディング「キャンプファイヤー」の公式サイト
https://camp-fire.jp/projects/view/720366?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show
◆メルカリの公式サイト
https://mercari-shops.com/shops/WyBeqaRbaTvGv2cjLU4MQF?source=shared_link&utm_source=shared_link
◆NPO法人「みどりと大地の会」公式サイト