「給水区域拡大に関する請願書」が印西市議会で採択され約7カ月が過ぎたが、市執行部の動きが遅く、さらに請願が採択されたにも関わらず、給水拡大をしない方針を匂わせている。2月中には新年度当初予算案が発表されるが、給水区域拡大に関する予算が計上されるかに注目が集まる。
関係者によると、板倉市長は9月4日の議会答弁で「県水道課と協議しながら、印西のほうも給水区域に入ったので」などと発言。その後に板倉市長は請願関係者に対し「給水区域になった」と説明したという。
しかし、市水道課は手紙で「給水区域の見直しには慎重な検討と合理的な理由が必要」として「給水区域の拡大について検討してまいりたい」と、板倉市長の議会答弁と食い違った回答をしたという。
関係者の一人は「議会での答弁内容と話が違う!」と憤りを見せた。その上で「市長が水道課職員に『やりなさい』『動きなさい』と言う場面に何度も立ち会っているが、一向に動こうとしない職員は職務命令を無視するという、地方公務員法第32条の義務違反ではないか!市長はそれで良いのか!」「板倉市長の市民目線・誠心誠意は選挙向けの言葉だけ。一部の職員は税金から給料をもらっていることを忘れ、自分が楽になるやり方で仕事をしているとしか思えない」といぶかる。
給水区域拡大を望む市民からは「市民が平等になり『いつかは給水される』と希望を持ちたいので、給水区域の拡大だけでもして欲しい!が願意である。もっと市民に寄り添って欲しい」と訴えた。
※本紙読者の皆様。板倉市長や市執行部の対応をどう思いますか?ぜひご意見をお聞かせください。あて先は〒270-1326 印西市木下1661-18(2F) 利根新報編集部