AWS 日本初の「Think Big Space」を原山小に寄贈

AWS 日本初の「Think Big Space」を原山小に寄贈
組み立てたレゴブロック製のロボットに、プログラムコードを読みこませる児童たち

 アマゾンウェブサービス(AWS)は9月21日、印西市立原山小学校(松本博幸校長)に最新鋭の教育環境システム「Think Big Space」を寄贈した。同社の教育システムが設置されるのは世界では69カ国目、日本国内では初めての設置となる。
 同小のコンピューター室に設置された「Think Big Space」は、科学・技術・工学・芸術・数学(STEAM)の教育環境をAWSが無償で提供するもの。
 具体的には、プロジェクター、大型スクリーン、いすや机などの備品をはじめ、レゴブロックなどの教材に加え、AWSが部屋の内装工事費用も負担した。
 この教育システムの目的は、同社が提唱する「Think Big」(大きく考えよう)の通りに、児童の科学や技術への興味を高めると同時に、次世代を担う人材育成が狙い。
 報道各社との質疑応答で、同小の松本博幸校長は「今の教科の中ではでは学びきれないコンピューターサイエンスという領域がある。今の現状だと中学校や高校の段階で初めて学ぶ要項だが、今はそんな時代ではないと私は思う」と述べた上で、コンピューターサイエンス分野の中でも近年注目を集めるデータサイエンスや情報デザインなどを例に挙げ「小学校のうちから体系的に学べるようカリキュラムを組んでいきたい」と、積極的に活用する考えを示した。
 午後からは同小の2年生や3年生の児童が実際に利用し、組み立てたレゴブロックのロボットを実際に動かす授業などが行われた。

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