【音声あり】遺族代表ら平和を祈念 白井市戦没者追悼式

【音声あり】遺族代表ら平和を祈念 白井市戦没者追悼式
白井市戦没者追悼式で献花する参列者たち

 戦没者を追悼し平和を祈念する「白井市戦没者追悼式」が10月6日、白井市根の市文化センターかおりホールで執り行われた。
 式典では、戦没者遺族をはじめ、笠井喜久雄市長や市関係者など約40人の参加者らが黙とうを捧げ、77年前の大戦で亡くなった戦没者を追悼した。
 笠井市長は式辞で「終戦から77年の歳月が過ぎ、戦後に生まれた世代が大半を占め、戦争の悲惨さ、その記憶の風化が危惧されています」と述べ、戦争体験を次の世代に伝え平和実現への努力を説いた。
 母親の兄弟がフィリピンで戦死した、白井市遺族会の石田信昭会長(72)は「改めて追悼式に行ってみると、二度と戦争を繰り返してはならない、というのが蘇る」と心境を語った。
 遺族代表の山崎正夫さん(69)は「おじさんがフィリピンで亡くなった、と聞いている。日本の為に戦地で本当にご苦労なさったと思う。ありがたく思っている」と、戦没者の苦労をねぎらった。
 現在進行中のロシアのウクライナ侵攻について、石田さんは「何か亡くなった人が粗末に扱われて、悲しい感じがする」、山崎さんは「今すぐにでも終結することを心から念じます」と、侵攻終結を訴えた。

白井市戦没者追悼式の音声
白井市遺族会・石田信昭会長のインタビュー音声
遺族代表の山崎正夫さんのインタビュー音声

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