傷害の印西市職員に懲戒・分限処分 3カ月間の減給と降格

傷害の印西市職員に懲戒・分限処分 3カ月間の減給と降格
定例記者会見で報道陣に向け、職員不祥事を謝罪する板倉正直市長

 印西市は5月30日、印西市教育委員会生涯学習課の男性職員(52)に対し、3カ月間の1/10減給の懲戒処分と、係長から主査へ降格する分限処分を発表した。処分日は5月27日付。
 印西市人事課によると、職員は5月4日夜に宮城県仙台市内の路上で、一緒にいた知人女性の顔面を殴るなど暴行し、全治1週間のけがを負わせた疑い。職員は宮城県警に逮捕され、女性との示談が成立後、仙台地検が11日に不起訴処分を下して係長を釈放した。
 男性職員の任命権者に当たる大木弘教育長は「今回の事件に関して、加害者である職員を責任の大きさから懲戒処分および分限処分といたしました。被害者の方、市民の皆様並びに関係機関の方々へご迷惑をおかけしましたこと大変申し訳ありませんでした」と、謝罪コメントを出した。
 板倉正直市長は「当該職員だけの問題でなく、職員全体の自覚及び意識の問題といたしまして、再発防止対策を徹底していき、職員一丸となって信頼回復に努めてまいります」とコメントを出した。
 不祥事の度に行われる職員研修では、同市や他市の事例を示しながら、公務員として取るべき行動についてを研修するが、同市人事課の担当者は「『不祥事を無くす』と言うのは簡単だけど、研修と行動の積み重ねになる。上の者が不祥事を起こすと、下の者にいい影響を及ぼさない」と、対策の難しさを明かす。
 その上で同課担当者は、一時的な怒りに任せて事件を起こした職員を「公務員としての自覚が足らないのが原因の一つかも」と厳しく批判。「公務員としての自覚があれば自制が効くはず」と述べ、公務員の不祥事には「驕り、慢心」が背景にある事を示唆した。

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