鶏ガラとモミジ(鶏の足部分)、香味野菜を煮込み、鶏のコラーゲンがたっぷり溶け込んだ、濃厚な鶏白湯(パイタン)仕立てのスープ。そこにサニーレタス、大葉、レモンなど、さっぱりした具材を組み合わせた「濃厚鶏そば」(850円)は、完成度が高く、トッピングのバランスがいい。女性客に大人気で「麺やまだ」一押しの看板メニュー。
クリーム色の鶏白湯スープを一口含むと、口いっぱいに濃厚ながらもやさしい鶏のうま味が広がるが、しつこさを感じさせない。スープと中太麺との絡みはバツグンで、麺を口に運ぶ箸が止まらない。
ラーメンに彩りを添えるサニーレタスと大葉はスープとの相性がよく、飽きさせない作りになっている。特にレモンは、ラーメンを食べ進める後半部分に差し掛かると、スープに酸味を加える形になり、味の変化を楽しめる仕掛けだ。
同店は「比較的ファミリー層や女性でも入りやすいお店。ラーメンは本格的なものをお出しする」をコンセプトに据え、2016年1月に開店。「家族みんなで楽しめるラーメン店」として今年で7年目を迎えた山田敏也社長は「基本的には毎日手作りで作っている。気軽に入りやすいお店を目指している。気楽に来てください」とアピールした。
だが「麺やまだ」には、特徴的なスープのラーメン類が勢ぞろい。ラインナップの一部をご紹介する。
◆濃厚中華そば(850円) 豚のゲンコツ(大腿骨など)、背ガラ、モミジなどを10時間かけて煮出した動物系スープと、魚介系のダシをブレンドしたスープが特徴
◆つけ麺(850円) 魚介系豚骨スープをベースに、つけ汁用にスープを濃い目に調整。食後の「スープ割り」用のスープは、しいたけベースのダシでいただく。
◆中華そば(780円) 魚介系スープに、鶏ガラ等の動物系スープを合わせたWスープ。
◆豚骨しょうゆらーめん(780円) 豚のゲンコツ、背骨、モミジなどを6時間かけて煮出したスープに、鶏油(チーユ)を加えてマイルドに仕上げた。
◆台湾まぜそば(780円)=平日限定= 知る人ぞ知る「麺やまだ」の限定メニュー。ピリ辛風味が癖になる。辛いのが好みの場合は、自家製辛味(100円)を加えてもよし
ラーメンのお供に欠かせない餃子(3個入り230円、5個入り380円)は、皮とあんにそれぞれ特徴を持つ餃子が3種類あり、好みの餃子を選べる。
◆味付き餃子 あんに味が付いており、醤油無しでも楽しめる。薬味に柚子胡椒をトッピング。
◆ニンニク餃子 ニンニクとニンニクの芽を使用し、ニンニク好きにはたまらない逸品。
◆小籠包(ショウロンポウ)餃子 中華料理「小籠包」風の焼き餃子。皮はもっちりで肉汁多め。ニンニクは不使用で肉感が多い。
ラーメンのお供にこれまたピッタリの丼メニューも充実している。
◆ネギ塩チャーシュー丼(300円) チャーシューの上に、塩味のネギとごま油を和えた逸品。
◆あぶりチャーシュー丼(300円) 少し甘口のたれを、あぶったチャーシューと絡めて照りを出した姿は食欲をそそる。
住所:印西市草深1137
電話:0476(37)5891
午前11時~午後10時
定休日なし(1月1日、社内行事等で臨時休業あり)