一般会計は前年度比12・2%増 印西市22年度予算

一般会計は前年度比12・2%増 印西市22年度予算

 印西市の2022年度一般会計予算は453億2千万円で、21年度比で12・2%増と、過去最大の予算額となった。
 歳出増加の理由として、高花小の改修工事や原小、滝野中の増築など小中学校施設設備改修、JR木下駅南口の日本デキシー千葉工場跡地を整備する「(仮称)にぎわい広場」整備事業、新型コロナ対策事業などが挙げられる。


◆歳入面


 歳入は、歳入総額の47・1%を占める市税は5・0%増(前年度比)の約213億1600万円を見込む。
 内訳は市民税が6・3%増(同)、固定資産税4・2%増(同)、都市計画税2・1%増(同)、市たばこ税8・3%増(同)軽自動車税8・4%増(同)と、いずれも増収の見通し。
 地方交付税は、普通交付税が不交付の見通し。
 国庫支出金と県支出金は、疾病予防対策事業費等補助金などが増えたことにより15・3%増(同)。
 市債(市の借金)発行は83・5%増(同)の約28億6080円で、中学校施設の整備改修や保健福祉センター整備などの事業が増えたのが理由。市債残高は約147億2922万円となる見込み。
 財政調整基金(市の貯金に相当)は、20億8439万円を取り崩すため、21・9%減(同)の約74億3508万円になる見込み。公共施設整備基金や減債基金など一部の積立金も取り崩すことから、22年度積立金の合計は、14・5%減(同)の138億4373万円に減る見通し。


◆歳出面


 歳出では、新規事業4事業を含む計81の主要事業や実施計画事業があることから、公債費と総務費以外の項目は前年度比ですべて増えている。
 このうち衛生費は24・5%増(同)で、新型コロナ対策事業などが主な要因。新型コロナ感染拡大の影響で一定の収入が減少した農業者に最大40万円を給付する「農業者支援金給付事業」を始めるのに伴い、農林水産費は76・5%増(同)。土木費は、日本デキシー千葉工場跡地を整備する「(仮称)にぎわい広場」整備事業などで29・7%増(同)。
 その他項目別では▽民生費14・3%増(同)▽商工費9・7%増(同)▽消防費5・2%増(同)▽教育費5・1%増(同)▽議会費3・0%増(同)。

印西市の2022年度一般会計歳出の内訳を表した円グラフ(印西市資料より)

印西市22年度の主な新規事業など

 印西市の2022年度の主な新規事業では、松山下公園陸上競技場屋外観覧場(印西市松山下)の保全改修工事など4件の改修工事を含め、計81件の主要事業を展開する。


◆新規事業4件の内容


 松山下公園陸上競技場屋外観覧場の保全改修工事では、22~23年度の2年にわたる事業で、事業初年度の22年度では約3億5176万円を計上。同観覧場は1991年7月にオープンしたが、築30年以上経ち老朽化が進んでいるので、2年かけて改修する。
 その他の改修工事(22~23年度)では、内野保育園(同市内野)大規模改修の初年度分に約6457万円、高花小学校(同市高花)保全改修の初年度分に約6457万円、小林コミュニティプラザ(同市小林北)の保全改修の初年度分に約1億1716万円を、それぞれ計上した。


その他の主要事業


◆日本デキシー旧工場跡地を整備


 同市が進める「観光資源活用による地域活性化」の一環として、同市木下の日本デキシー旧千葉工場跡地を「(仮称)にぎわい広場」として2年かけて整備する。同事業では、同社工場跡地に芝生広場をはじめ、多目的トイレや遊歩道などを整備し、23年度夏ごろに供用開始を見込む。同事業の初年度分に約1億1629万円を計上した。


◆(仮称)千葉ニュータウン中央駅圏複合施設の設計・建設着手へ


 同市中央南1丁目周辺に、同市中央駅前出張所や芸術ホール、児童館などの公共施設をまとめた複合施設「(仮称)千葉ニュータウン中央駅圏複合施設」の設計・建設に着手する。
 同事業では、2046年度の供用開始をメドに、複合施設を建設する計画を建てている。同事業の初年度に当たる22年度は、同事業モニタリング等支援業務委託に約1090万円を計上した。

(仮称)千葉ニュータウン中央駅圏複合施設の整備イメージ図(印西市提供)


◆収入減の農業者に給付金


 新型コロナウイルス感染拡大の長期化と21年産米価の下落で、収入が減少した農業経営者を支援するために、1件当たり最大で40万円を給付する「新型コロナウイルス感染症対策農業者支援金給付事業」を始める。同事業には約1億6930万円を計上した。

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