前県議の大崎雄介氏が立候補表明 5人目の立候補で混戦模様の印西市長選

前県議の大崎雄介氏が立候補表明 5人目の立候補で混戦模様の印西市長選

 7月14日告示、21日投開票の印西市長選挙を前に、大崎雄介・前千葉県議(43)=写真=が、5月31日の記者会見で市長選への立候補を表明した。市長選には印西市議の中沢俊介氏(57)、会社代表の藤代健吾氏(39)、現職市長の板倉正直氏(77)、印西市議の野崎崇正氏(29)が立候補を表明しており、大崎氏で5人目。印西市長選はさらに混戦模様になりそうだ。
 会見で大崎氏は「次のリーダーはニュータウンから」を掲げて「人口、経済の中心はすでにニュータウンエリアに移っている。しかし政治、行政の中心の中心は変わらないまま」として、市長選への立候補を決意したという。
 主な公約は▽市主導でAIなどの成長産業に投資する「いんざい100億円ファンド」の創設▽原小学校の分離新設▽市役所をニュータウン地区に移転▽男女共同参画の推進―など。
 大崎氏は1981年生まれ。東京都出身。埼玉県大井町立鶴ケ丘小、町立大井東中、埼玉県立和光国際高校、明治大学法学部(1部)卒業後、足利銀行勤務を経て福祉関連事業を起業。2007年から太田和美衆議院議員(当時、現柏市長)の秘書などを務め、15年に船橋選挙区で千葉県議に初当選。当時は維新の党に所属し、その後民進党、立憲民主党に移籍。県議2期目の途中で立憲民主党を離党し無所属で活動。23年に県議を引退した。
 今回の市長選では維新や立憲などの政党の支援は受けず、無所属の方針。
 質疑応答で、大崎氏の居住実態についての質問に対し、大崎氏は「政治家として生きてきて、残念ながら多くの嫌がらせを受けてきた。自宅にまで来られたので、私の住まいの公表に関しては家族の安全を担保という配慮から住民票を分けている」と述べ、大崎氏が経営する会社の社宅に大崎氏本人の住民票を置き、市内の別の場所で家族が生活している現状を明かした。

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