野崎崇正市議が立候補表明 市議1年目で市長選出馬

野崎崇正市議が立候補表明 市議1年目で市長選出馬

混戦模様の印西市長選 市議補選実施の可能性も浮上

 7月14日告示、21日投開票の印西市長選挙を前に、野崎崇正・印西市議(29)=写真=が、4月8日の記者会見で市長選への立候補を表明した。市長選には印西市議の中沢俊介氏(57)、会社代表の藤代健吾氏(39)、現職市長の板倉正直氏(77)が立候補を表明しており、野崎氏で4人目。一方で「5人目の立候補者も出るのではないか」との声も聞かれ、印西市長選挙は混戦模様になりそうだ。
 会見で野崎氏は「市議会議員になってから様々な提言をした」と、2023年市議選で初当選以来の仕事ぶりを振り返った上で「市議の立場では執行権が無い」として、市長選への立候補を決意したという。
 主な公約は▽市役所庁舎の移転▽子育て環境の充実▽福祉・介護、防災対策の充実▽印西版DMO(観光地域づくり法人)創設による公民連携での地域活性化▽市役所改革―。
 野崎氏は1994年生まれ。一橋大学卒業後、経済産業省に約3年5カ月勤務。事業コンサルタントのJenerate Partners(株)、青山社中(株)勤務を経て、2023年4月に印西市議に初当選。一方で市民活動として2022年10月から「勝手に印西大使」の名称で、地元印西市の情報をSNSなどで発信し、イベント企画を実施した。
 質疑応答で、既に立候補表明した藤代氏と同じ青山社中に在籍していた経歴から「同門対決では?」との質問に対し、野崎氏は「(藤代氏と)同門対決と言っても、同じプロジェクトに関わっていた訳ではなく、それぞれ違う立場で仕事をしてきたので、私なりの問題意識を持っている」として、特に意識していない様子を見せた。
 また、市議を当選後1年で辞める事については「私なりに1年間市議をしてきて、スピード感ある政策の実現が難しい、という思いで(市長選への)挑戦を決めた」と、市長選出馬への理解を求めた。
 その上で野崎氏は「現時点の考えとしては、印西市議会の6月の定例会があるので、6月定例会は市議の職責を果たしていきたい。自動失職にするか、その前に辞職するかは、市議補欠選挙という話にもなってくるので、具体的な手続きについては市の担当部局にも確認して進めていきたい」と述べ、市議補選実施の可能性にも言及した。

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