GR東葛 開幕戦で白星発進 D1復帰へ始動

GR東葛 開幕戦で白星発進 D1復帰へ始動
【東葛ー浦安】前半17分、トライを決める東葛の尾又寛汰(緑色のユニホーム)

 ラグビーのジャパンラグビーリーグワンの開幕節が12月9・10両日行われ、リーグワンD2(2部)のNECグリーンロケッツ東葛は、9日に柏市の柏の葉公園総合競技場での開幕戦で浦安D-Rocksと対戦。接戦の末に31ー28で勝利を納め、辛勝ながらも白星発進を果たし、D1(1部)復帰へ動き始めた。
 東葛は、前半12分に浦安に先制点を許したが同17分に尾又寛汰がトライ。同18分にティアン・スワネポールのコンバージョンゴールが成功し同点に追いついたが、双方が点を取り合うシーソーゲームの展開で、東葛は14-21と浦安優勢のまま前半を終えた。
 後半1分にニック・フィップスのトライを皮切りに東葛の反撃が始まり、同6分のアッシュ・ディクソンのトライで浦安を逆転。同20分のスワネポールのペナルティゴール成功で点差を広げた。試合終了間際の同37分に、浦安がトライを決めたかに見えたがノートライ判定され、東葛が31-28で3点差を守り開幕戦初勝利を果たした。
 東葛のレメキ・ロマノ・ラヴァ主将は記者会見で「パーフェクトなゲームではなかったけど、試合に勝てて良かった」と述べた上で、D1復帰に向けて今シーズンの試合を全勝する事を念頭に「ミスが多かった。自分らのやりたいラグビーができていない」と、反省点を挙げた。
 「最終的にはD1のチームと入れ替え戦をしたいが、まだ満足にはできない」という、東葛のニック・フィップスは「今日みたいないい勝利をした後で集中力が落ちてしまうので、これを許さない姿勢を持っていきたい」と、勝利後も気を抜かずに引き締めて試合に臨む姿勢を示した。

ホストタウン8市のうち、開幕戦のオープニングイベントに集まったホストタウン6市のマスコットキャラクター。(左から)鎌ヶ谷市・かまたん、我孫子市・手賀沼のうなきちさん、印西市・いんザイ君、松戸市・松戸さん、柏市・カシワニ、野田市・のんちゃん。
記者会見に臨む、NECグリーンロケッツ東葛のウェイン・ピヴァック ヘッドコーチ(左)、レメキ・ロマノ・ラヴァ主将

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