北総鉄道千葉ニュータウン中央駅南口付近に建設される「(仮称)千葉ニュータウン中央駅圏複合施設」の起工式が8月26日、印西市中央の同施設工事現場で執り行われた。
起工式では、清水建設千葉支店の原田知明・執行役員支店長や市関係者らが鍬入れの儀式を行い、工事の安全を祈願した。=写真=
原田執行役員支店長は取材に対し「施工者側からすればいよいよスタートを切るという事から、大変な緊張の中から無事起工式をできたことは、大変ありがたく思っている。最後まで無事故でいいものを作ってお客様にお渡しする。これから末永く利用できる建物を皆さんと一緒に作り上げていきたい」と述べた。
新施設の建設事業は、同市初の「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)に基づく特定事業として実施される。
新施設は、千葉ニュータウン中央駅圏の多種多様な行政ニーズに対応するため、計300席の芸術ホールなどの文化芸術施設をはじめ、行政施設、健康・福祉施設が入った複合施設。新施設は9月から建設工事が始まり、2025年4月から供用開始予定。
現在の中央駅前地域交流館1号館は24年度から改修工事が始まり、新施設と同じ25年4月からリニューアルオープンの予定。
敷地内には民間のクリニックや立体駐車場も整備され、より一層利便性が向上するという。