2023年1月2、3両日に行われる第99回箱根駅伝を控え、順天堂大学陸上競技部の長門俊介監督は12月13日、印西市平賀学園台の同大学で開かれた記者会見で「チャンスがあれば総合優勝をしっかり引き寄せるよう、100%の準備をして当日を迎えたい」と、総合優勝に向けて宣言した。
順大は前回大会では総合2位に入賞しており、2007年以来の総合優勝を目標に掲げている。今回の大会では、優勝候補とされる駒澤大学や青山学院大学との競り合いに注目が集まる。長門監督は前回大会での結果を踏まえ「相手に主導権を握らせない事が大事」との考えを示した。
同部のエントリー選手16人は4年生が主力で、前回大会の出場選手を含め経験豊富な3、4年生を中心に構成。長門監督は「できれば往路は上位で戦いたい」と語った。
選手たちも優勝へ意気込み
1年生から箱根駅伝に連続出場している西澤侑真主将(4年)は「入学当初から箱根駅伝総合優勝を目標に大学に入学して、4年目の最後の箱根駅伝となりました」と述べ、主将として区間賞を取る目標を掲げた上で「これまでお世話になった方々に感謝の気持ちを込めながら、しっかり総合優勝という結果をプレゼントできるようにしていきたい」と、改めて総合優勝への決意を見せた。
エントリー選手のうち、前回3区で3位入賞の伊豫田達弥(4年)は「今までの集大成の走りを発揮できたらいいなと思います」、前回5区に起用された四釜峻佑(4年)「『一走入魂』で、魂を込めて走って区間賞を目指して頑張っていきたいです」と、それぞれ意気込みを見せた。
◆エントリー選手16人は以下の通り
★4年生▽西澤侑真(主将)▽伊豫田達弥▽四釜峻佑▽平駿介▽野村優作▽堀内郁哉
★3年生▽石井一希▽内田征冶▽藤原優希▽三浦龍司
★2年生▽浅井皓貴▽油谷航亮▽海老澤憲伸▽神谷青輝▽服部壮馬
★1年生▽村尾雄己