コロナに負けない！編集部イチオシグルメスポット菓子舗紬

　「皮に一番のこだわりを持っている」と、店長が力説するどら焼き（２３０円）の皮は、材料の卵を卵黄と卵白に分けて、別々に泡立てた後に混ぜ合わせる「別立法」（べつだてほう）を採用し、丹念に作り上げる。温度や湿度を見て生地の固さを毎回調整し、しっとりフワフワとした食感の皮に仕上げていく。
　どら焼きは、つぶあん・こしあん・餅入りの３種類があり、上品ですっきりとした甘さの餡は、口当たりの良い食感の皮と相性が良く、お茶請けには欠かせない最高の逸品。
　同店では季節限定商品を販売しており、四季の移り変わりと共に季節ごとの菓子が楽しめる。このうち、わらび餅（３５０円）は、独特の弾力と口の中でとろけるような柔らかさを併せ持つ。浅煎りと深煎りのきな粉２種類を調合して香りを引き立たせている。
　他の季節限定商品では、ミカンを丸ごと１個使ったみかん大福（２８０円。冷凍販売）、「溶けないアイス」の葛アイス（２５０円）など個性的な商品もある。秋が深まる時期には、栗蒸しようかん（価格未定）が登場する予定で、目が離せない。
　店内では飲食コーナーも設けており、９月中旬頃までの期間限定でかき氷（８５０円～９５０円）が堪能できる。かき氷のシロップは、新鮮な果物を加工した自家製。果物の風味豊かなかき氷は、残暑の疲れを癒すのに一役買いそう。