白井市・京葉ガス ゼロカーボンシティ実現に向け協定書締結

白井市の笠井喜久雄市長(右)と協定を締結した、京葉ガスの羽生弘社長

 白井市と京葉ガスは8月2日、再生エネルギーの普及拡大や省エネ推進などの分野でお互いに協力する「ゼロカーボンシティの実現に向けた連携に関する協定書」を締結した。
 白井市は今年2月に、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロを目指す自治体「ゼロカーボンシティ」を表明。ゼロカーボンシティを実現するために、同市と同社が持つ資源を有効活用し、官民が連携し「オール白井」で取り組んでいくという。
 両者間で取り交わされた協定の事項は▽再生可能エネルギーの普及拡大▽省エネルギーの促進▽脱炭素型まちづくりの促進▽気候変動への適応の実践▽その他ゼロカーボンシティの実現に関する事。
 協定を締結した、白井市の笠井喜久雄市長は「脱炭素社会の実現は、行政、民間企業だけでできるものではない。消費者である市民やいろんな方の協力と役割の下に達成をしていきたい」と、脱炭素社会実現への意思を示した。
 その上で笠井市長は「ハード面では京葉ガスさんが持っている再生可能エネルギーの供給や環境に配慮したエネルギーの供給、持っている技術力を活かしながら、白井市に合った取り組みを一緒になって考え、進めていきたい」と、同社への期待を寄せた。
 同社の羽生弘社長は「協定書に書かれている具体的な今後の検討事項があるので、具体的に計画を作ってアクションプランに落としていく」と、実現に向けた見通しを示した。

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