7月14日告示、7月21日投開票の印西市長選挙の事前審査が6月24日行われ、現職1人、新人5人の計6陣営が出席した。
このうち、現職市長の板倉正直氏(77)の陣営は、板倉氏を支持する海老原作一市議会議長が代理として出席。板倉氏と現職議長の海老原氏との蜜月ぶりが改めて見せつけられた。
市議会議長は市議会の秩序を維持し、公正に市議会を運営する役割を持つ。しかし、市長選で市議会議長が特定候補者を積極的に応援することは、議長の職務上の判断において影響を受ける可能性があり、議会運営での中立性や公正性に疑念が生じる恐れがある。
また市議会議長は特別職地方公務員であり、単に慣例で肩書を使用することや純粋に個人的なもの以外は「公職選挙法が禁じる『公務員の地位利用による選挙運動』に該当する恐れがあり、避けるべき」との指摘もあり、現職議長には慎重な判断が求められる。