【栄町長選】橋本浩議長が立候補表明 新人候補らの争いか

【栄町長選】橋本浩議長が立候補表明 新人候補らの争いか

 任期満了に伴う栄町長選挙(5月10日告示、15日投開票)を控え、栄町議会議長の橋本浩町議(45)=無所属=が立候補を表明。すでに元町職員の池田誠氏(63)=同=も立候補を表明し、ゴルフ総合インストラクターの加藤孝氏(44)=NHK党公認=も立候補を模索するなど、新人候補らによる選挙戦の行方が注目される。

橋本 浩氏

 橋本氏は1月26日、記者会見で「この町の様々な課題に最前線で取り組んでまいりたい、笑顔と活気あふれる町づくりに向けて自分の持ちうる全ての力を尽くして進んでいきたい」と述べ、公約として▽町民の命と財産を守っていく▽安食駅の改装・道の駅建設計画など大規模事業計画の見直し▽町の施策や魅力を町民や町外に伝える広報戦略の推進、を訴えた。
 「今考えている町づくりの姿」として▽すべての町民の皆さまの命を大切にできる町づくり▽町民に「栄町が好きだ」と思ってもらえる町づくり▽親を大切にできる心がはぐくめる町づくり▽誰もが安心安全に生活できる町づくり▽若い方でも「住みやすい」と思っていられる町づくり、の5点を「5つの大きな柱」に据え、「これらの事を具体的に進めるための政策と戦略を積極的に提案していきたい」と述べた。
 具体的な政策として▽災害時支援拠点の設置▽避難スペースの確保▽町内にある商工業者の活性化および支援▽町民の移動手段の確保▽地域の特性を生かした大人と子供との自然体験の年間プログラムの充実▽行政手続きのオンライン化・キャッシュレス化の推進▽オンライン化・キャッシュレス化に伴う町民への相談体制の構築▽行政の効率化、を掲げた。
 報道各社との質疑応答で橋本氏は、町内の人口流出への歯止めと若年層の定住に「栄町の親元から大学生だとか専門学生が通った場合に対しての通学定期券の支援を検討していきたい」と答えた。
 企業誘致は、物流会社や食品会社などが流通上必ず東京を経由する例を挙げて「東京に比較的近い首都圏の工業団地という意味では、非常に評価されているべきところ」と、栄町の優位性を示したうえで、企業誘致に積極的に取り組む姿勢を示した。
 栄町と茨城県を結ぶ若草大橋有料道路を含む道路関係については、千葉県の事業である国道464号線と県道鎌ヶ谷本埜線(県道12号線)バイパスの整備が計画よりも遅れている点に触れ「町にとっても非常に重要な道路になるので、早期に建設できるように国・県の方に要望してまいりたい」と述べた上で、若草大橋有料道路の茨城県側で道路整備が進んでいる点にも触れ「若草大橋により茨城県と当町との行き来が可能になっている状況にあるので、その先に若草大橋の先線(若草大橋有料道路延伸線)をしっかりと鎌取線に先ほどの道路をつながるよう国・県に要望していきたい」と述べた。

池田 誠氏

 昨年末に立候補を表明した、元町職員の池田誠氏(63)=無所属、写真=は、政策で近隣市町と共生できる 「地域循環共生圏」づくり、デジタル化の推進、農業、産業の振興などを訴えている。

加藤 孝氏

立候補を予定するゴルフ総合インストラクターの加藤孝氏(44)=NHK党公認、写真=は、政策で「信義則に基づいた町政を行い、町民の期待を取り戻す」を掲げ、町民第一の「町民ファースト」 などを掲げる。

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