参列者たちが献花 印西市戦没者追悼式

印西市戦没者追悼式で献花する参列者たち

 戦没者を追悼し平和を祈念する「印西市戦没者追悼式」が11月9日、印西市大森の市文化ホールで執り行われた。
 式典では、戦没者遺族や市関係者など会場の参加者らが黙とうを捧げ、78年前の先の大戦で亡くなった戦没者を追悼した。
 印西市遺族会の小川博之会長(80)は追悼の言葉で「特に今般のロシアによるウクライナ侵略は言語道断の行いであり、現地の惨状を目の当たりにつけ、かつての戦争を思い出さずにはいられません」と語った。
 会場に設けられた献花台には、市関係者をはじめ遺族らが献花した。
 2歳の時に父親がミャンマーで戦死したという小川会長は、取材に対し「国の為に亡くなられた英霊の顕彰を次世代に伝え、平和な日本を維持していきたい」と述べた上で、世界各地で戦火が絶えない情勢に触れ「悲惨な戦争が一刻も早く無くなるように、日本としての役割をお願いしたい」と訴えた。

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