印西温水センターでレジオネラ属菌検出 安全確認まで臨時休業 基準値の150倍超え

レジオネラ属菌が検出され臨時休業した印西温水センター

 印西市大塚1丁目の印西温水センターで6月16日、同センター内の女子風呂に設置された水風呂から、基準値の150倍を超えるレジオネラ属菌が検出された事が明らかになった。同センターは16日から、安全が確認できるまでの間臨時休業した。
 同センターを管理する印西地区環境整備組合によると、6月2日に同センター内の温浴施設の水質検査を行うため、検査機関が検体を採取。同月15日午後5時40分頃に検査機関から連絡が入り、基準値の150倍を超える、レジオネラ属菌が100㍉㍑当たり150CFUが検出された事が分かった。
 連絡を受けた同センターは、同日中に高濃度塩素洗浄を実施し、翌16日に検体を再度検査機関に提出した。同センターには保健所の検査も入っており、検体の再検査で安全が確認されれば営業再開する方針。
 レジオネラ属菌は基準では「検出されないこと」と規定。基準値の150倍を超えるレジオネラ属菌が発生した原因は不明。
 同組合によると、水風呂を含めた風呂の水の交換は毎日実施し、毎週1回は高濃度塩素洗浄を実施していたという。毎年6月と12月の年2回レジオネラ属菌の検査をしていたという。
 臨時休業前日の6月15日は「千葉県民の日」で、休日という事もあり普段より利用者が多かったが、同組合は16日時点では「利用者からの体調不良等の報告は受けていない」という。

印西温水センター前の「臨時休館」の看板

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