保管期限切れのコロナワクチンを誤接種

 印西市は6月10日、市内の医療機関で、保管期限を過ぎたファイザー社製の新型コロナウィルスワクチンを、誤って34人に接種したことを発表した。現時点では接種者からの健康被害の訴えは無いという。
 同市健康増進課によると、市内の医療機関で保管期限が5月20日のワクチンを、5月21日から6月5日の間に誤って34人に接種したという。医療機関が6月8日夜にワクチンの追加配送を受けるため個数を確認したところ、保管期限を過ぎたワクチンを接種していた事が発覚し、翌9日に市に報告したという。
 原因は、医療機関側が保管期限を「5月20日」のところを「6月20日」と勘違いし、保管期限の確認を怠ったという。
 同市は、医療機関に対しワクチンの保管期限や取り扱い方法の再確認をするとともに、再発防止策として、ワクチンの保管期限を複数人で確認するという。
 板倉正直市長は「各医療機関に管理と対策を徹底していただき、このような事故が発生することがないよう、再発防止に努めます」とコメントした。

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