印西市消防団に辞令交付

辞令を受け取る団員の代表者

 印西市内で消火活動や防災活動に取り組む消防団員186人への辞令交付式が4月10日、印西市浦部の松山下公園陸上競技場で行われた。
 式典では、95人の消防団員らが集まる中、市消防団本部の宮本浩団長や副団長などの役職者、新入団員の代表者などに辞令が交付された。
 板倉正直市長は式辞で「本業を持ちながら、郷土愛と奉仕の精神の下で、地域防災に献身的にご尽力されていることに感謝と敬意を表する」と述べた。宮本浩団長は「地域防災のリーダーとして、市民の期待に応えていただきたい」と訓示した。
 来賓代表として、市議会の中澤俊介議長は「近年市民の間には火災はもとより、風水害に対する危機意識が高まっています。印西市は地理的に、北に利根川、西側に手賀沼、東南には印旛沼が控えている。一朝有事の際には、宮本団長以下固い結束で、市民の安全、安心をお守りください」と祝辞を寄せた。
 今年度は消防団に10人の新入団員が入団。「先輩の紹介で消防団に入った」という、新入団員の山岸良さん(24)は「団員になったので、火事場で先輩方の迷惑にならないように頑張ります」と、意気込みを示した。
 印西市では、消防団の一般団員の報酬年額を2万8千円から3万6500円に引き上げたほか、災害出動時には1日当たり8千円の出動報酬を支給する市条例改正案が市議会(3月議会)で可決成立し、4月から施行するなど、団員の処遇改善に努めている。

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