eスポGOMIin印西開催 過去最大の29チームが参加しごみ拾い

ごみ拾いをする参加者たちを見守る、中澤俊介市議(左)

 ごみ拾い活動にスポーツ要素を加えた「スポGOMI」と電子機器を用いた競技「eスポーツ」を組み合わせた「eスポGOMIin印西」が11月23日、印西市原のBIGHOPガーデン印西で開かれた。
 同イベントには29チーム・計86人が参加。eスポGOMI開催委員会によると、全国各地でこれまで実施した中で過去最大の参加者数という。
 参加者らは3人1組のチームを組み、BIGHOPガーデン印西周辺の約1㌔四方のエリア内で、前半と後半合わせて約1時間程ごみ拾いをした。
 このうち、印西牧の原駅前周辺や近隣の商業施設周辺では、タバコの吸い殻が路上に捨てられていたほか、歩道の植え込みに隠す形でタバコの吸い殻や空き缶などが捨てられていた。
 親子で参加した市内の主婦(39)は「意外とタバコの吸い殻が多かった。植木や植込みの所に吸い殻があった。駅前にごみが多かった」という。一緒に参加した小学6年生の息子(12)は「駐車場脇に1㍑のペットボトルが捨ててあった」と明かした。
 印西市では市内全域を対象にした「印西市歩行喫煙、ポイ捨て等防止条例」が施行されているが、参加した市内の小学3年生女子(9)は「ペットボトルを拾ったほか、ごみをたくさん拾った」と話すほど、ごみのポイ捨てが市内でまん延しているのが現状だ。
 集められたごみは総計38・11㌔で、燃えるごみ12・84㌔、燃えないごみ16・18㌔の他に、タバコの吸い殻だけで1・38㌔も回収されたという。

ゲーム「ぷよぷよeスポーツ」を対戦形式で取り組む参加者たち (c)SEGA

 ごみ拾いの合間に開かれたゲーム大会では、コンピューターゲーム「ぷよぷよeスポーツ」を対戦形式で行った。ゲーム大会の会場内では、参加者たちが年齢に関係なくゲームに取り組み、高得点が出ると場内から歓声が上がっていた。
 eスポGOMI開催委員会の髙木光治さんは「ゲームを通す中で、参加者の皆さんがコミュニケーションを取って他のチームと会話したりと、参加者同士でのつながりができるきっかけになった」と、ゲームとごみ拾い活動をかけ合わせる効能を説いた。
 その上で髙木さんは「今後も継続的にやっていく価値があるかな」と、今後も続ける意向を示した。

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