栄町・大鷲神社 賑わい見せる安食の酉の市

 関東地方で最も遅い時期に開催される「安食の酉の市」が12月10日、栄町安食の大鷲神社周辺で開かれ、多くの来場者でにぎわった。
 会場では、色とりどりの鮮やかな熊手が販売され、来場者たちは商売繁盛を祈願して熊手を買い求めた。=写真=各種露店が立ち並ぶ中、栄町特産品の「どらまめ」を使った味噌や甘納豆などの加工品の露店が出店し注目を集めた。
 大鷲神社の境内では、参拝客らが商売繁盛、家内安全を祈願した。一方で同神社に併設されている魂生神社では、子孫繁栄や子授けの祈願に訪れる参拝客の姿でにぎわった。
 魂生神社には、男性器を模った御神体「魂生大明神」が祭られており、御神体の高さは約2・5㍍、周囲は約2・3㍍という。
 神社の役員によると、毎年酉の市では、木製の御神体で町内を練り歩く行事が行われるが、今年はコロナ禍で取りやめたという。

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