東京五輪銅メダリスト 安藤選手が1日消防長

消防署員らと一緒に模型のバーベルを上げる、安藤美希子選手=印西市大塚の印西西消防署

 白井市出身で東京2020オリンピック重量上げ女子59㌔級銅メダリストの安藤美希子選手(30)が11月9日、印西地区消防組合の1日消防長に就任し、秋季全国火災予防運動の防火キャンペーン活動を行った。
 1日消防長に就任した安藤選手は、印西市大塚の印西西消防署で、署員たちを前にバーベルを用いたウエイトトレーニングの方法を指導。署員たちは安藤選手から直々に体の動かし方などの指導を受けていた。
 署員との質疑で、安藤選手は大会前の休日の取り方について「できるだけ大会当日にパフォーマンスを発揮できるために、休日に疲労を抜くことで全力で力を出し切れる」と話した。
 その後、安藤選手は同市中央北のイオンモール千葉ニュータウンで、同組合の防火ポスター展を見学し、買い物客らに向けて防火キャンペーングッズを配布していた。家族連れの中には「力士に抱っこされると子どもが丈夫に育つ」との言い伝えを転用する形で、重量上げ銅メダリストの安藤選手に子どもを抱っこさせる家族も見られた。
 キャンペーン終了後、安藤選手は消防署員への指導について「一般の方よりもトレーニングをされているので身体がガッシリしていて、言った事をすぐに動いていただけたので、教えていてもすごく楽しかったですし、普段から地域の安全を守ってくださっているんだな、という安心感も得られました」と述べた。

消防署員らにウエイトリフティングの指導をする安藤美希子選手=同

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