110番の使い方を知って イオンモールで「110番フェスタ」

警察官に記念撮影をしてもらうなど、警察官と交流を深める親子連れ

 警察の緊急通報番号「110番」の正しい使い方を知ってもらう「110番フェスタ」が8月9日、印西市中央北のイオンモール千葉ニュータウンで開かれ、多くの親子連れで賑わった。
 会場では、白バイやパトカーなど警察車両が展示され、パトカーと一緒に親子で記念撮影を楽しんでいた。中には警察官と一緒に記念撮影をする子どもの姿も見られ、県警捜査員の一人は「将来は県警に入って欲しい」と話していた。
 110番体験イベントでは、来場者の代表が「財布を盗む現場に居合わせた」との想定で110番通報を体験。警察官から「何が起きているか、どこで起きているか」など、確実に事案内容を伝える事の重要性を教わっていた。
 県警通信指令課によると、昨年1年間での110番通報件数は約57万件で、1日平均で約1600件にのぼる。このうち、緊急性の低い通報が約3割を占め、主なもので「運転免許更新の問い合わせ」「電話番号の照会」「緊急性の低い相談事」があり、いたずら電話や無言電話も後を絶たないという。
 県警では、相談事など緊急性の低い内容には「#9110」の利用、または近隣の警察署の相談窓口の利用を呼びかけている。
 印西市や我孫子市、栄町など茨城県境に近い地域では、携帯電話のアンテナの関係でまれに茨城県の110番につながるケースがあるという。同課の担当者は「お隣の県の110番につながることがあるが、千葉県警への転送機能がある」として、万が一隣県の110番につながっても対応できる体制を整えている。

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