我孫子市長選 星野順一郎氏が無投票当選 我孫子市初の5期目

無投票当選を果たし、万歳三唱をする星野順一郎氏(右から3番目)

 任期満了に伴う我孫子市長選挙は1月15日に告示され、現職の星野順一郎氏(65)=自民、公明推薦=以外に候補者が出なかった事から、星野氏が無投票当選を果たした。同市選挙管理委員会によると、1970年の我孫子市発足以降で市長選での無投票当選は1975年、2003年以来3回目。市長職を5期務めるのは星野氏が初めて。

無投票当選を果たした星野順一郎氏

 星野氏は15日正午の出陣式で、4期16年の実績に触れ「年2回やっているタウンミーティングや、子ども議会、いろんな所で市民の皆さんの声を聞きながら、着実に市民ニーズに合わせた市政運営を行わせていただきたい」と訴えた。
 出陣式には松本尚衆議院議員、石井準一参議院議員、猪口邦子参議院議員、臼井正一参議院議員ら国会議員をはじめ、千葉・茨城両県の自治体首長や地方議員らが出席した。
 同日午後5時過ぎに無投票当選の一報が入ると、選挙事務所では拍手が沸き起こり、星野氏は支援者らと万歳三唱をした。
 星野氏は「5回の選挙をやって、初めて無投票当選という事になった。本当に多くの市民の皆さんが、4期目の終わりに『市長、まだ辞めるな。まだ続けてくれ』という多くの声をいただき、5回目の当選をさせていただいた」と、支援者に向けてあいさつした。
 報道各社の取材で星野氏は「コロナの影響で法人市民税が約半分に減った。この状況では市政のやり繰りはかなり厳しい」と述べた上で、有効活用できる国や県の補助金を精査して活用していく考えを示した。
 星野氏の勝因について、星野氏の選対委員長を務めた松島洋・我孫子市議は「議会と議案説明会などを丁寧にやった。市民とのタウンミーティングもやって市民とも会う」と、議会や市民の声をこまめに聞く、星野氏の丁寧な市政運営が評価された事を挙げた。

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